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#121 機械の生成能力
国際警察本部に存在する演習場。
そこでは現在、1人の少女が使用していた。
その少女は今、自分が手にしている能力に向き合っていた。
「……っ!」
少女、サリー・ブリュフォードは目を閉じて右腕に神経を注ぐ。
すると彼女の右腕から様々な金属が形成され、やがてそれらはとある武器に姿を変える。
それは彼女の腕ぐらいの太さの銃口を持つキャノンだった。
彼女の右腕はキャノンに変形した。
「よし……っ!後は……」
自身の右腕がキャノンに変形した事を確認した後、サリーは10メートル先の的にキャノンの銃口を向ける。
するとその直後、銃口から砲弾が放たれた。
「おわっ!」
しかしサリーは砲弾が放たれた際の反動で後ろに倒れそうになるが、そこですぐに順平が駆け寄り、後ろから彼女の身体を支えた。
「おっと、大丈夫か?」
「順平さん、ありがとうございます……!」
順平に礼を述べた後、サリーは苦笑いを浮かべる。
「駄目でした……まだ的に当てる事出来なくて……」
「いやいや、右腕をキャノンに変えて更に撃つ事も出来る時点で凄いよ。その能力を知ったのがついこの前だったのに、かなり成長していると思うよ」
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