#120 マセガキからの依頼

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「足が付きやすい行為は三流のやる事だ。それに、ずらかるのも部屋に何もない方がしやすい。後、窓からの景色に関してはお前のボスに文句言え。ここを提供したのはそいつだ」 「ふーん……会長がここ用意したんだぁ……」 ロレインは再び部屋の中を見渡す。 一方で達之は近くの壁に寄り掛かった。 「それで……お前は何しにここに来た……?まさか今度はお前のベビーシッターをしろとか言わないよな……?」 「おじさん失礼だね……。そんなに私、子供に見える……?」 ロレインはそう返した後、妖艶に笑いながらワンピースのスカートの裾を掴んで、太ももまでたくし上げる。 だがそれで達之は動じない。 「ああ、ませたメスガキにしか見えねえ」 「…………おじさん、つまんない……」 ロレインは頬を僅かに膨らませながら、その場に座り込んだ。 そこでロレインは本題に入る。 「私の面倒を見る事じゃないけど、依頼は本当だよ……。でも依頼者は会長じゃない……この私」 「お前が依頼……?笑わせるな、ガキの遊びに付き合ってやれる程、俺は暇じゃないんだ。分かったらさっさと自分のお家に帰れ」 手を払って追い払おうとする達之。 だがそこでロレインはあるものを達之に投げた。
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