#121 機械の生成能力

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「そう言ってもらえると嬉しいです……!ありがとうございます……!」 順平のその言葉に笑顔で返すサリー。 ★ 話はサリーの身体から機械が生成されるのが判明してからに遡る。 順平がサリーの相手をしている間、残った者は別室で彼女の身体について話していた。 「…………」 国際警察の長官、レオンは真っ直ぐ録画されていた内容に目を向けている。 サリーが礼拝中に自身の身体から機械を生成している一連の光景だ。 レオンは僅かに目をぴくりと反応させるも、声に出して驚く事無く、ただじっと録画された内容を見続ける。 そして映像が終了し、画面が暗くなった後に小さく息を吐いた。 「長官、これで映像は終了でっせ……」 「映像で見ると、思わずCG処理か何なのかだと疑ってしまうな。それ程に信じがたい。……彼女は今どうしている?」 「今は順平が面倒見てるよ。ほら、彼女あいつに懐いているし」 レオンの尋ねに守はそう答えるが、それに対してルーシーは釈然としていなかった。 「本当それに関して納得いかないのよねぇ。今の今まで私が面倒見てたのに何で順平だけ……」 「そりゃあマニアックな趣味全開で来られたら困惑するだろ。お前はそろそろ自覚持てよ」 「うぅ……一生の不覚……」
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