#121 機械の生成能力

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「何だお前?錬金術と魔法をごっちゃに考えてんのか?錬金術は立派な化学の分野だぞ」 「え……!?魔法みたいなもんじゃないの!?だってよくファンタジー系の作品とかで錬金術師とか登場するじゃんかよ」 驚く守に今度はジーナが話す。 「確かに今はオカルトやファンタジーのイメージが強いですが、元々錬金術は古代ギリシャから存在していました。言わば化学の礎と言っても良いでしょう」 その後、ジーナはレオンが手にしている資料に目を向けながら話を続ける。 「ですが、仮に錬金術だとしても、本来錬金術は卑金属から貴金属を作り上げるというもの……。今回の場合は一体どこから金属を生成しているのか……」 ジーナが疑問を口にしているその時だった。 突然守の携帯電話が鳴り出した。 「あ、電話だ失礼って、順平からだ。……もしもし?」 守が携帯電話を耳に当てたその時、順平の大きな声が響き割った。 「まま守大変だ……!ささサリーが倒れたっ!」 「えっ!?サリーが倒れた!?」 守が聞き返した事で、電話の内容がはっきりとレオン達にも伝わる。 「すぐに向かうぞ……!」 そうして全員がサリーと順平のいる部屋に集まった。
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