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「俺…恋愛に向いてないから。」
長い沈黙のあと君が言った。
「どういうこと?」
「幸せにするとか、そういう自信はない…」
……幸せに……
「幸せだよ」
「こうやって話してるだけでも、毎日LINEしてるだけでも、一緒に帰れるだけでも、幸せ。」
「で、でも…」
「それとも君は違う?」
「いや……幸せがわかんない」
幸せなんて、感じるものでしょう?
じゃあ
「私が君のこと幸せにする」
「絶対する」
「ん……と、……」
沈黙が落ちる。
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