嘘つきの恋

18/21
前へ
/21ページ
次へ
 キーンコーンカーンコーン 顔を合わせるのの気まずさと、手のつなぎ方に悩み、寝不足のまま遅刻ギリギリの登校。 親友には、にやりと笑われ、目が合ってしまった彼…、氏とは何もなく。 放課中、親友の手に、手を伸ばす。 「ん?手、繋ぐ練習??いいねえ~。」 「!!ぐぐうんんんn…。」 そりゃあ繋ぎたいけども。でも冗談のつもりだったし…、いきなりハードル高すぎだし、第一あの人が覚えているかどうか…。 男子の集団から声が聞こえてきた。 「そーいや、俺、彼女いるんだったわ。」 2人で顔を見合わせる。あれは…あいつの声だよね? 「で、その彼女と、今日一緒に帰る!………テツナイデ…。」 「お前―、わっかりやすい嘘つくなよ!そんな寂しいんなら俺らが一緒に帰ってやるけど!?」 「いや!!!……………………嘘じゃねーし、このクラス…、だし。ぃるし、そこ…に。」 「そこってどこだよ!女子たくさんいるじゃねーかよ。」 んんんんんん!?だめ…、だよ、言っちゃ!この状況じゃ!注目されるの苦手なんだから!!
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加