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キーンコーンカーンコーン
顔を合わせるのの気まずさと、手のつなぎ方に悩み、寝不足のまま遅刻ギリギリの登校。
親友には、にやりと笑われ、目が合ってしまった彼…、氏とは何もなく。
放課中、親友の手に、手を伸ばす。
「ん?手、繋ぐ練習??いいねえ~。」
「!!ぐぐうんんんn…。」
そりゃあ繋ぎたいけども。でも冗談のつもりだったし…、いきなりハードル高すぎだし、第一あの人が覚えているかどうか…。
男子の集団から声が聞こえてきた。
「そーいや、俺、彼女いるんだったわ。」
2人で顔を見合わせる。あれは…あいつの声だよね?
「で、その彼女と、今日一緒に帰る!………テツナイデ…。」
「お前―、わっかりやすい嘘つくなよ!そんな寂しいんなら俺らが一緒に帰ってやるけど!?」
「いや!!!……………………嘘じゃねーし、このクラス…、だし。ぃるし、そこ…に。」
「そこってどこだよ!女子たくさんいるじゃねーかよ。」
んんんんんん!?だめ…、だよ、言っちゃ!この状況じゃ!注目されるの苦手なんだから!!
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