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「読めば、いいんだ」
けど、ただ読んでいるだけじゃダメだ。
読者になるなら、読者として目立つ存在にならないと書き手としての私は目立てない。
でも、ティートでいきなり募集するのは怖い。たくさんの人がいるからこそ、悪意ある言葉もはびこりすぎている。それを真正面から向けられて、耐えられる自信が私にはない。
……何か、方法はないだろうか。
「そういえば……読者の記事って、ないのかな」
ふと思いつき、私は探してみることにした。
すると、思った以上に作品紹介をしている記事が現れた。
ランキング上位者が応募した作品紹介記事は特に『エッセイ』ランキングで上位になっていた。
”読んで、感想を書く”
それを記事にするだけで、有名になっている人が幾人もいた。作者のページに飛ぶと、コンテスト受賞者、ランキング上位者の人もいた。
「うわ、嘘でしょ……こっちも才能がいるのか」
作品紹介でも埋もれている人が目立った。募集しても集まらない人、感想を書いたら「読み込んでないでしょ?」と文句を付けられている人、「感想が浅い」とケチを付けられている人など、むしろマイナス意見を貰っている人の方が目立っていた。
けれど、一番最初の投稿を間違いなくよく見られているのは作品紹介の人なのも間違いなかった。
怖い、けど、目立つのは二の次で自分の勉強のためにやるのであれば。
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