作家友達の作り方

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 私が生きていた証として。私の好きなものを、感動するものを、誰かの心に触れれるようなものを。 「……そうだ、そもそも、それを実行するのって、難しいことじゃん」  誰にでも出来ないことだから、出来た時に人に注目される。  出来る人がありふれていたら、こんな思いを抱くことがそもそもないだろう。そう思うと、独りぼっちでやり続けてて誰にも読んでもらえない今の状態は、自分の努力不足なのだと改めて思えた。  視野を広げないといけない  きっと今まで私は、視野が狭すぎたんだ。  慣れないことだから、初めてのことだから、なんか怖いから、嫌だから、とずっと閉鎖的に活動していた。  でもそれじゃ意味がない  読まれない  けれど、どうやったら仲良くなれるだろう。  書き手って、むしろライバルだ。特に初対面の人にはとっつきにくい。実際、ライバルを蹴落とすような発言をしあっている書き手のティートをたくさん見かけた。  自分が嫌われないために、でも注目してもらうために、何を、どうすればいいか。 「あ」  いや違う。簡単じゃん。  書き手にとって、すぐ仲良くしたい人。  それは 「私が、読者になればいいんだ」  元々読むのが大好きだった私。  それに今は、筆が進まなくて困っている時期でもあった。  まだ書きたい思いはあるけどネタは思いつかない。じゃあ、ネタを探すために。
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