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自分に自問自答しながら、私は自分の無能な掌を眺めた。
ペンネーム、麗美
本名は河愛朱里
半年間好きに書き続けて、何も成果を得ていない埋もれたWeb小説作家である私は、どうにかして読んでもらうためにも何か策を練らないとな、と今日幾度目かの盛大なため息をついた。
「どうしよう……どうすれば読んでもらえる……? 見つけてもらうにはどうしたら、いい?」
書き上げた自分の小説に問いかけても意味がない、とはわかっていてもその言葉が口からポロポロと漏れてしまう。
まるで、言葉で泣いているような状態だ。
たくさん読んでもらうために、と小説投稿サイトに登録してから1か月はまだよかった。『新人特集』というのに取り上げられ、最初の数か月はそこそこの閲覧数があった――それでも、有名なWeb作家さんとは雲泥の差で、たくさんあって2桁超える程度だった。
それでも、0の人が多い中、自分は恵まれている方だと喜んで書き続けた。……が、数か月後、閲覧数はめっきり減り、今では一桁あるかないかの状態となっていた。
あげられる原因はたくさんある。自分の書く長編作品が面白くない、更新速度が遅い、短編作品数が多くてどれから読むか迷ってしまい『読もう』という気になれない、どれもコンテストに出しているのにかすりもしていない、そして――
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