神様って、プラシーボじゃないか?

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「お願い、わたしの神様になってよ」  彼女は言った。 「無茶言うな」  私は人間だ。  しかし病に苦しむ彼女を見捨てるわけにもいかず。  まあ、医者は風邪だと言っていた。  私にできることは台所に立つくらい。  ほどなくして卵酒が完成した。 「まずそう」  彼女は手をつけなかった。  なんか、そう熱心に看病しなくてよさそう。
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