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「ほぅ……? お前にわたくしを楽しませる事が出来るというのか? じゃあ、みせておくれ。面白かったら、この娘を砕くのはやめてあげてもいい」 「ほ、ホントですか! えっとでも、あたしはお笑いとか、そういうセンスはちょっとないっていうかどうしたらいいのかな? どうしよう……ちょっと、一来くん、何かやって」 「ぼ、僕?! だけどとりあえず、楽しませるっていうのは、お笑いをしろっていう意味じゃないと思うけど」 「ホラホラ早くしないと砕けてしまうがよいのか?」神・カルパが笑って急かします。  一来はとっさに頭を床につけ土下座すると、「お願いします! アイラを助けてください……!」と懇願しました。すぐに稜佳も隣に座り込み、「お願いします!」と並んで頭を下げます。 「あははっ! なんだその格好は?」 「稜佳、一来、立ちなさいよ! なんで土下座なんかするのよ。プライドはないの?」 「アイラちゃんのヒビを治してもらえるなら、こんなことくらいなんでもないよ! プライドなんかドブに捨ててやる」 「なに言ってるの? こんなわがままな神に頭なんか下げたって、聞き入れてくれる訳ないじゃない!」
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