紫霧

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 南から吹いてきた暖かな風に乗り、マミが飛んできて、アイラの頭に飛び移りました。アイラは愛用の銀色の(はさみ)を取り出すと、髪の毛を一本切って、マミに与え、ふと空を見上げました。  すっきりとした青空に白い雲がひとひら、ただよっています。 「鳥ってば、いい仕事してるじゃない!」と言うと、アイラは太陽が輝く空に向かって手を伸ばし、大きく伸びをしました。                         (終わり)    長い物語、長い連載に、お付き合いくださって、本当にありがとうございます。 心からの感謝を!  素晴らしく素敵な扉絵と挿絵を描いてくださり、貴重なアドバイスをくださった水色奈月さん、ありがとうございます!  感謝してもしきれないほどです。  もしもほんの少しでも楽しんでいただけたなら、この上ない喜びです。  ありがとうございましたm(__)m                 
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