しあわせ

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しあわせ

「空先輩!好きです!付き合ってください!!」  真っ赤な顔で可愛い女の子が、叫ぶ。  えーと?  今月入ってまだ四日だよな?なんで四日で8回も告られるんだろう。  自分のモテ具合が恐ろしい。  僕はじーっと目の前の女の子を見つめる。  顔……可愛い。  スタイル……いや、普通にいい。  性格……知らない。  普通なら即OKするのだろうけど、僕にはもう大事な人がいる。 「ごめん、僕恋人いるから……」  それだけ言って、僕はそこから立ち去った。  執着心の強い奴だと、いつまでもしつこいから、逃げるが勝ち。  それが、僕、神城空の持論だ。
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