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配達日指定郵便で送った明里さんの通帳のコピーと小林さんのマンションでの会話を録音したUSBは、既に久保君の手の内にある。
それをどう使うのかは、久保君の自由だ。
オペを最後までやり終えた時、これでもう全てが終わった、そう思っていた。
大切なものを全てなくして、やるべきこともなくなった。
だからもうなにもかも、どうでもよかった。
別に死刑にされようと、そんなことはどうでもよかった。
だが、もう一人残っていたのだ。
所在もわかった。
さて、彼にはどんな罰を与えようか。
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