碧の青春

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 ともあれ、何故、わたしが書き始めたかというと……。大人になってからはたまに小説読む程度だったんですが。で一時期ダイエットをしていて、それで体重とか毎日記録してて、掲示板にスレ立てて載せてたんです。その掲示板で小説書いているひとがいて、えらく人気で……。正直拙いなって感じですがすごい人気で。あと展開もスリリングで、知らない世界を見た感じだったんですよ。へえ小説家じゃなくても小説書いていいんだ、ってね。  かつ、ケータイ小説がものすごい勢いで流行ってたじゃないですか。映画になったり。ガラケーでみんなぴたぴた打ってたんですよね。OLが主役のオフィスラブものをものすごい勢いで読みまくりまして。小説家ではない、普通のOLっぽいかたが小説書いているのも衝撃で。三年くらい? 読み専だったんですが、発作的にあるとき急に書きたくなって。掲示板でセミフィクション的なのを書いたんですが、自分的には納得のいかない出来栄えで。よし、じゃあ、もうちょっとちゃんと小説のこと勉強して書くぞえいや! ……って書いたのが『碧の青春』だったんですよ。  詳しくはあとがきに書きましたが、三ヶ月弱で37万字。二度とこんな量は書けない。狂いました。狂いかけましたね。特に後半は。マキがある行動に出たところからドラスティックに世界が変わって。小説を書くことの面白さにのめり込みましたね。
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