第二章 一匹狼小隊

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第二章 一匹狼小隊

 翌日、俺は食事も無しにリーヤヒースト元帥に呼び出された。  内容は聞かされている。  一匹狼小隊に属している一人との合うとの事。  それなりに聞いていたが普通に危ない奴と言われた。  どうも、彼女は殺人鬼との迄産まれた子供で保護されたが保護された登場はまるで獣らしい。今だと大人しい、らしい。  それゆえにか一匹狼小隊と言わていると教えられた。  また彼女に親しくしている人物は首も噛み千切られて殺されることもあったとか。  む、むぅ普通にあぶねぇやつやんでもまぁ小隊の隊長だし、仕方ないか。  案内された場所は、牢だ。  うん、なんで牢なん? 「彼女は何時もは大人しいんだが、戦闘後が機嫌が悪いんだがな、今回の戦闘は不機嫌に成るほどに機嫌が悪いからな怪我人が今回で三桁突破した」 「そいつ危なくないですか?!リーヤヒースト元帥?!」 「はははは、それは私も思っているよ」  何でと思ったがどうやら五元帥の三名が彼女を保護し勲章が沢山ある為だとか。  なんか殺されそうな予感するんだけど、いやもう死んでるか俺!あっはっはっは!  はぁとため息を出す。  まぁ、リーヤヒースト元帥だ逆らったら逆らったで何か起きそうだ。  当たって砕けますか。  一匹狼小隊の隊長に出会う為俺は牢を開けてもらい牢の中に入る。リーヤヒースト元帥と共に。  牢の中は薄暗く奥が見えないだがそこにいるのが分かっている。  リーヤヒースト元帥の手にいつの間にかランプを持っている。渋い、渋いよリーヤヒースト元帥。  ランプに照らさせた先に居たのは。 「久しぶりだなフラン?」 「ガゥルルルルルルル」  狼?!  フランの最初の第一印象がそれだった。  両手両足には拘束具が付けられ口枷が俺が付けられていた以上に頑丈に付けられている。  しかも目隠しされてる。どんだけ危ないんだよ、てか何で俺が彼女の隊に?  俺はあるところに目が行く。ピコピコと動く尖った耳、獣の耳が後頭部に付いている耳に目が止まる。  ビースト、なのか?  ビーストとは人間が非実体実験により産み出された存在だ。今だと人権を獲得している。  なら、少し狼の風格があるのが分かる。   「ウルフビーストのフランだそしてルイン伍長の隊長だ敬を彼女にな」 「はっ」  おっとやべボーッとし過ぎたか。  俺はフランの前に屈み片膝を付く。  匂いか気配で分かったのか威嚇するフラン、隊長。 「これから貴女の部下に成りました名は、ルイン・アザトス伍長です気軽にルインとお呼びを。 末長くお願いしますねフラン隊長」 「・・・・・よろしく」  遅れて返事が返答される。  お?これは、幸先良いのでは?  そんな甘ったれた考えは数分で崩れたのだった。 ────────────────────  明日はお休みさせて頂きます。  それと読んで頂きありがとうございます!  
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