惨殺の悲劇

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 どうも、先程ルーフェンシャイカー軍事組織五元帥こと、リーヤヒースト・ブェッセルッファッ元帥の部下に車椅子を押されている。なんか、情けない。  数分ほど廊下を移動しエレベーターで地下3階ほど降りた。たどり着いた場所はどうやら実験場だ。  ・・・・・・・まさか非人道的な事を。  そんな馬鹿な考えがありました。  リーヤヒースト元帥からではどうやら俺のタイタンを見たいらしい。その為実験場に連れてこられたのだ。  丁度中心部に俺は運ばれる。  スピーカーからリーヤヒーストの声が聞こえた。   『これより、ルイン・アザトスのレギオンの確認、及び危険性を測る。 ポーン級アント型餓獣を二体召喚しろ』  目の前にある大きな門が開く。  ギチギチと牙を鳴らす1mもあるアリが現れた。  一回当たりを見渡す、天井には自動機関銃が設置されている。死にかけた場合発動するものだろうな。  車椅子から立ち上がる。少し違和感があるが走れるな。  口を開いたポーンが俺の頭を噛み砕こうとする。  どこからともなく現れた槍により突かれる。  もう一体のポーンは牙を鳴らしながら警戒する、槍に警戒してるな。  片手を上に上げる。  俺の左右横に狙撃銃の銃口が二段に別れて並ぶ。数は数えて40銃がポーンを狙う。  驚き動きを止めるポーン。俺は片手を下げた。  狙撃銃による一斉射撃がポーンを蜂の巣にする。  蜂の巣にされたポーンは穴が空いた所から緑色の血が溢れ倒れた。 『おお、では次はポーン級のファングフェイスを5体召喚する』  え?ファングフェイス?まじ?ポーン級の中で一番厄介な奴を?マジっすか。  また門から現れたのは浮かびランスらしきものを前に口で咥えた頭だけの人形だ。  ポーン級の中ではトラウマを植え付けられたやつだ、弱点は下なんだが、5体居るんだよなぁ群れないし速いし狙撃銃でも簡単に避けるんだよ。そうなると。  後ろから一門の扉を出しタイタンを10体呼び出す。   「?!変わってる」  俺のタイタンは元々はタンク兼ナイト役、軽装甲のタイタンだが。  このタイタンは違った。  装甲が重装甲であり盾も厚く広いスクゥトム型の盾だ。  槍も長く成っており矛先も変わっていた素槍だったのが上鎌十文字槍と成っていた。  胸部と心臓部には十文字が描かれているが分かる。  またもう一門が現れる。  中から現れたバックラーとランスを持った5体のタイタン、だが。  俺は主に黒色や灰色に近い色を使っていたが白銀に近い色だった。  女性をモデルか胸部が少し膨らんでいるのが分かる。  このタイタン、ヴァルキュリー型タイタン?!手にした事ないタイタンが、何故?  呆気に囚われていたがヴァルキュリー型タイタンが構えを取るのと同時にファングフェイスが盾にぶつかり吹き飛ぶ。  ファングフェイスが突進をしていたのだ。    っ!寝ていたせいか判断が鈍っている。  自主トレしないとだな。  守るようにタイタンが盾を出し俺を囲う。   「鈍って判断が遅れた、それは自主トレや実戦で少しずつ戻るな」  また突撃するファングフェイス。  ヴァルキュリー型タイタンは盾を構えようとしたが俺は辞めさせ囲っていたタイタンも守りを解かせる。  まだ試した事がない右手を確かめる、か。  殴る構えを取り来るまで解かない。  ファングフェイスのランスの矛先が少し手前に差し掛かる俺は右手を前に突き出す。  瞬間右手の形が変わる。  それは三つの大きな腕、サブアームの様になりファングフェイスのランスの矛先を潰しながらファングフェイスの本体を殴る。  殴った瞬間ファングフェイスが砕け散る。 「は、ははっ!」  他のファングフェイスが俺に向けて突進をする。  またも手の形を替える。  真っ先に出てきたのは重機関銃だ。  サブアームは縮み無くなる。  指や手の形が変わり三門がある重機関銃と成った。  銃口をファングフェイスに向けて放つ。三門が回転し初め弾が飛ぶ。  弾丸はエネルギー弾のようだ。  重機関銃の弾幕がファングフェイス達に襲う。それでも俺に突進するファングフェイス達だが、弾幕により全部が撃ち落とされた。 「レギオン、軍団か」  数十分後。  その場には、餓獣の成り果て山、そして半分がタイタンを占めていたいたのだった。  ルインは息を上げ地面に倒れていた。   『レギオン、不死の軍団じゃないか』  その後ルインはリーヤヒースト達に運ばれていったのだった。  
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