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惨殺の悲劇
「ルイン君、君は戦闘外通告と追放だ」
「あ、やっぱりか」
俺の名はルイン・アザトス。
タイタンを操る事が出来る高校三年生だ。
それと、目の前に居るのが俺のウェリリス教会で毎度お世話に成ってる、上司の今年魔法使いになったカカトさんだ。
いや~まぁ、来ると思ったよ。
いっつも戦闘になると医務室に運ばれるしそのせいでちょっと赤字に成ってるし、戦闘だとポーン三体しか倒せないし。
4体だとめっちゃ苦戦して破損と負傷するし俺、教会は言い判断したよ普通に。
それとポーンとは餓獣(がじゅう)の等級を意味する。
ポーンは下から二番目だ。
レッサー→ポーン→ナイト→ルーク→ビショップ→キング→クイーン、最後にエンペラーとなる。
チェスの知識で賄えるけどな!
俺はその後申し訳なく頭を下げて組織、ウェリリス教会組織のバッチをカカトさんに渡して教会を去る。
「ぅ~、何処に属そうかなぁ~やっぱり餓獣駆除組合かなぁ?それとも軍事組織のテンラーでもああー悩む、物凄く悩む!」
俺は、レギオンの中にある飛行型のタイタンの背に跨がり新聞を開く。おじさんくさいって言うなよ?
まぁ一体を操作するなら脳の負担は全くねぇけどさ、俺の『レギオン』は質より量なんだよ。
一体操るのには容易いけど階級が止まるんだよ。
まず俺、フラッグは『レギオン』の操作する必要がある。
まぁ中に入り込むタイタンとかあるけどーー死亡率は高いーーあれはあれでやだな、普通に。
餓獣。
それは丁度500年前突如として現れた、地球外外来生命体、餓獣は世界に混沌を産み出した。
人類は戦ったが負け続けた、だが絶望の中に光が差し込んだ。
そうタイタンが産み出された。
タイタンは人型や獣型、非人型などと色々とある。
操作する際には適正が必要だ。
試作として『4体』のタイタンが産み出された。
それぞれに適正有る者には名が付けられた。
『フラッグ』っと名付けられたのだ。
タイタンを実戦投下した結果、戦価が大きかった。
試作の『4体』は餓獣を約700万体を葬り去る事に成功し軍事組織が500体のタイタンを製造し民間企業も立ち上がり50年の月日が流れてやっと餓獣により地球の半分を取り戻せたのだった。
この戦いを『勝利の創成詞』と呼ばれたーーと新聞に大きく書かれていた。
もう500年立つのか。
だけど今でも地球の半分が取り戻せてない。
その為取り戻した領土に大きな壁を作ったのだ。
その壁は、今俺の横にはその壁がある。
厚さ約100高さ500。
壁紙にはタイタンを模様らせたナイトの石像が嵌められている。
いかんいかん、新しい就職先を決めなければな。
「やっぱり餓獣駆除組合かなぁ?このままだと妹に養われても・・・・グズだねぇ~俺よ」
両頬を叩き俺は決めた。
よし!餓獣駆除組合に入る!
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