あなた一人を

思い出の中でしか生きられない彼女を、今度こそ呪ってやろうと思った。

鷹尾だらり

10分 (5,544文字)
短編苦手だな、って思いました(日記感)

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あらすじ

十年ぶりに地元にかえってきた男は、全ての人間に忘れられていた。 淡くボヤけた少女との記憶を縁に、男は思い出を辿る。 淡い感情に手を伸ばした時、伝える相手はもういない。

目次 ・ 全1エピソード

9ページ

感想・レビュー 2

描写がうまい💮

ひとつひとつの描写が綺麗だと感じた。特に主人公が「戻ってきた」感がすごく丁寧に描写されていた。方言、都会にはない虫や風の音、そして花と様々な田舎ならではのものが散りばめられていてとても美しかった。
ネタバレあり
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二回読むでしょう。

十年ぶりの故郷、思い出の地を巡る主人公の、ぼやける記憶の中の少女への想いをなぞるドラマ作品。 全て読み終えたあと、その要素ひとつひとつに理由があることは分かりますが、その詳細は一切語られません。でも
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