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あなたに言いたいことがあります!
あなた。
そう、そこのあなた。
僕はどうしても言いたいことがあります。
正直、とっても不満です。
「んっしょ……!」
一番飲みたい飲み物は、よりにもよって自動販売機の一番上の段。僕の身長ではちょっと頑張らないと苦しい。よりにもよって、この自動販売機は他のものよりとても大きいのだ。
僕が頑張っていると、見かねた通行人のおじいさんが声をかけてきた。
「ぼうや、おじさんが代わりに押してあげようか?ん?それはあんまり甘くないコーヒーだよ、こっちにしたらどう?」
おじいさんは親切に、一番下の段のカフェオレを勧めてくる。
僕はムクれてそっぽを向いた。
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