第1章 出会い

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第1章 出会い

10月31日 街はハロウィンでにぎわっている。 愛未はビルの屋上から、仮装で浮かれる人々を眺めていた。 みんな楽しそう。 それなのになんで私はこんな風になっちゃったんだろう。 そんなことを考えながら愛未はフェンスに足をかけた。 「死ぬの?」 背後からささやくような声が聞こえた。 「誰?」 愛未は声のする方を振り向いた。 そこには、同い年くらいの女の子が立っていた。
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