憧れの先輩と

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憧れの先輩と

「待ったかな」 「先輩! いいえ! 全然待ってないですよ〜」 本当は、30分も待った。 先輩が遅れたんじゃない。私が早く来すぎただけ。 渋谷駅、ハチ公前。 大学に進学して東京で一人暮らしをしている私−三木花緒は、五月田晃雄先輩と待ち合わせをした。 ああ、今日も先輩はカッコいいなー。高校生の時と少しも変わってない。 うんうん、大学生になったからかな今の先輩は高校時代よりもすっごく素敵になったと思う。
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