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こんなにセキリュティ万全なマンションに易々とサプライズで来れるということは、事前に夕希からスペアキーをもらっていたのだろう。
3日間休みが取れたといって言たっけ。
年度始めからさっそく休めるってどんな偉い立場なんだよ……。
3日間で、何度手を繋ぐのだろう。何度キスをするのだろう、何度セックスをするんだろう。
想像なんかしたくないのに、してしまう。
夕希はどんなふうに、女を抱くのだろうか。
どんな顔して、好き、というのだろう。
(好き、好きですよ、帆多留さん)
色気の含んだ笑みを勝手に頭に浮かべて、自分の名前を呼ばれているところを妄想をしてしまう。
目を瞑り目元を手の甲で覆う。頭の中の夕希に口付けられる。
何度も、何度も。
(帆多留さん、可愛い)
あーやばい……。
腹奥が疼いて、下半身が熱を持つのが分かる。
最近、忙しくて抜いてなかったしな……。
落ち込んでいてもしっかり性欲が湧くことに、情けなくなる。
熱を解放したくて、スキニーパンツのチャックを下ろし、下着をずらして自身をそっと取り出す。
既に少し、先走りが溢れているのが分かる。
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