もしも、近くに居ることが出来たら

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もしも、近くに居ることが出来たら

「ただいまぁ。」 私「おかえりなさい」 先に仕事を終えた私は、 先輩のお家にお邪魔していた。 「ごめん、遅くなった。はぁ…。」 私「いえ。 ……? あっ先輩、ご飯は?」 「まだだ。」 私「まずは食べましょう」 「そうだな」 私「今日はちょっと、手抜き…。 あっ、いや、でも、これは頑張って手を込んでみましたよ!笑;」 「そうか、ありがとな。」 私「あっ、はい。。 あの…先輩? 何かありました?」 「…ん? まぁな笑;。」 私「それは、私には話したくない?」 「…。」 私「いや、話したくなければそれでいいですよ! でも、何だろう…そんな姿見てるとほっとけないし、出来ることあれば言ってほしいですよ…」 「…ハハ!笑 そうだな。じゃぁ手、貸して!」 私「手??」 そう言われて手を差し出すと。 キュ。 「これでいい!」 私「えっ…笑 」 「居くれてありがとうな。落ち着く。」 私「おっおう!(私が照れてどうする。でも言葉なくても何となく分かるな。頑張れ先輩)ファイト!」 「おう!」 近くにいたら。 近くにいることが出来たら。 話してくれれば、もちろんだけど。 何も話さなくても、 姿、表情で分かること。 きっとある。 1人で抱える分の重みも軽くなる。 信頼する人が… いつも横に居てくれたら、 信頼する人の横に、近くに、 居られたら。 どれだけ、心強いだろうか。
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