遠い緑の星のうた

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   そもそもの始まりは、おととしの夏の、あのコンクールでした。 「全国学校、緑のことばのコンクール」  惑星ルシウスにあるすべてのミドルスクールの生徒が、授業の一環として、  詩を、作ったのです。というか、  先生の指導で、むりやりに作らされた感じもあるのですが。  テーマは、「まもろう。わたしたちの星」  どんどん少なくなっていく、わたしたちの住む惑星ルシウスの緑。  そこに住むイキモノたちを。環境を。どうやってまもっていこうか。  それをテーマにした詩を、全国の少女たちが書いたのです。  そしてそれを、国が選んだ審査員のヒトたちが、審査して。  上位の4人が表彰をうけました。
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