ハンド・ホワイト・ハンド

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冬休みの思い出。 今日、私は街である男の人を見かけました。その人は「拍手を下さい」と大きな声で叫んでいました。 まず、その人はドラえもんの物まねをしました。 しかし、その物まねはそんなに似ていませんでした。もしかしたら、世代的にその物まねは大山のぶ代さんのドラえもんの真似だったかも知れないけど、完全にわさび世代の私にはあまりピンときませんでした。 そもそも、これは小説なので物まね自体、表現できるわけがなく、それで拍手が貰えると思う事自体ナンセンスだと思いました。 次にその人は、謎かけをしました。 その人がした謎かけは「拍手と掛けまして…サッカーのルール違反と説きます。その心はどちらも、手を使います。」と言うものでした。 時間はかけたのに、言葉は全くかかっていませんでした。 これなら、私の考えた、「拍手と掛けまして、妥協と説きます。その心は、どちらも手を打ちます。」の方が上手だと思いました。 最後にこの人は円周率を小数点以下30位まで言うと言い出しました。 それからこの人は円周率っぽい事を小数点以下30位まで言いました。でも、実際に覚えていたのは5位までだと後から白状しました。その後は適当に言っていたそうです。 本当は、6位、7位、9位、27位もあっていたけれど、やっぱりそれは偶然当たっただけだと思います。 私はこの人は本当に恥ずかしい人だと思いました。 私がそう言うと、その人も自分が恥ずかしい人間だと言いました。
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