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「あっ……一哉の、凄い……っ」
圧倒的な雄に結人は唇をわななかせる。その瞳は期待で溢れていた。
「どうする……早く欲しいか?」
淫らに開閉する蕾に、指を二本突き入れた。
「んぁ……っ!」
男の味と形を知り尽くした雄膣は、簡単に開いて、指を美味しそうに咥えた。
「中が凄いな……いつもより熱くて、締めつけてくる」
「あぁっ、一哉……だって」
「だって? どうした?」
二本の指をバラバラに動かしながら問いかけた。
「んっ、お昼にキスされてから……早く一哉に抱いて欲しかった……からっ」
途切れ途切れの切ない声を発しながら、結人は足を大きく開いて見せた。
「……お前は本当に俺の理性を狂わせる……っ!」
今夜は全力でこの身体を抱く。
啼いて叫んでも、やめてやらない。劣情に凌駕された一哉は解れた内部から指を一気に引き抜いて、挿入の体勢を取った。
「あぁっ……あ……」
待ち侘びた結合に結人はか細い声を出して、口の前で両手をキュッと握った。
「結、力を抜け……一気にいくぞ」
怒張した雄の先端を後孔へとくっつけた。吸引するような動きで入口が蠢めく。一哉はその薄い粘膜に圧をかけるように腰を押し込んだ。
「あっ、一哉ぁっ、あぁぅんん……っ!」
身体を真っ二つ引き裂くような獰猛な挿入だった。滾った欲棒で最奥まで犯した。衝撃が強すぎたのだろう。結人の躯体がシートの上で跳ねた。それほど勢いのある突き入れだった。
「あぁ、結……っ、最高だ……」
肉壁に分身が包まれた瞬間、一哉は低い喘ぎで性感を味わった。腰の芯が蕩けていく。極上の接合だった。唸るしかなかった。
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