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よわむし の まき
「ごちそうさまでした!」
みんな おやつ を たべおわりました。
ヘッポコ は ぼうけん に でかけよう と していた こと を おもいだしました。
「あっ! ぼく ぼうけん に でかけるんだった。 わすれてたニャン!」
さっそく おうち の そと に でよう と します が、 なかなか さいしょ の いっぽ を ふみだせません。
「どうしたの? ヘッポコ。 」
みんな しんぱい そうです。
ヘッポコ は、 カタカタ と ふるえだしました。
「おそと に でるのが、 こわいニャン、、、、、、。」
「なんだか ようす が おかしいコン。」
ポンコツくん が いいました。
「ぼく も きになるワン。」
ヘナチョコくん が いいました。
「みんな で しらべて みましょうポン!」
ワスレールちゃん が いいました。
ヘッポコ の からだ の アチコチ を よーく みてみると、、、、、、。
「あーっ! せなか に よわむし が くっついてる!」
みんな びっくり して こえ を あげました。
このまま では、 ヘッポコ は、 ぼうけん に しゅっぱつ できません。
「よわむし が、 どうすれば とれるのか わからないワン。」
「ヘッポコ の こわがる きもち を すっきり させれば きっと とれるポン!」
「ヘッポコ が、 なにを こわがってるのか きいてみるコン!」
それでは、 みんな で きいて みましょう。
「ヘッポコ どうして こわい きもち なの?」
ヘッポコ は すこしずつ こたえて くれました。
「さっき みたいに、 ころんじゃう のが こわいニャン、、、、、、。」
「あしもと を よく みて ゆっくり あるけば だいじょうぶポン!」
「でも、 やっぱり ひとり で おでかけ する のは、 こわいニャン、、、、、、。」
「みんな で いっしょ に でかけるコン!」
「あと、 おそと には むし が たくさん いるかも しれないニャン、、、、、、。 むし に くっつかれる のが こわいニャン、、、、、、。」
「もし、 くっつかれたら、 どうすれば とれるのか、 また みんな で かんがえたら いいワン!」
みんな に はなし を きいて もらって、 ヘッポコ の かお は、 パッと あかるく なりました。
「ぼく もう こわく ないニャン!」
すると、 ヘッポコ の せなか から よわむし が、 ポロッと とれて にげていきました。
「やったー!」
みんな の やさしい きもち が よわむし を やっつけました。 いっしょうけんめい かんがえて、 みんな とっても えらかったね。
さあ、 いよいよ みんな で ぼうけん に しゅっぱつ です。
じかい に つづきます。 おたのしみに。
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