第1話:帰り道

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大学時代は課題研究に没頭し、フィールドワークで自主的に海外へも足を運んだ。 語学を習得するべく、スクールにも通った。 あっという間の充実した4年間だった。 就職活動でも、企業研究や自己分析などを重ね、就活対策のセミナーやインターンシップが開催されれば片っぱしから参加をし、いわゆる一流企業への内定を得て現在に至る。 仕事においては、他の同期や同級生よりも、ハードな業務をこなしてきた自負はある。 皆が遊んでいる時も、俺は勉強し、見分を広めて努力をしてきたし、周りが嫌がる仕事にも積極的に手を挙げた。 努力なしに、自分の将来や価値はないと思う。 大学の4年間、いや、大学入試から現在まで、常に上を目指してやってきている。
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