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「‥‥ですってさ、それに弓子さん、
この怨念返師コスチュームがスゴく似合ってて
素敵なの、私も着てみたいかもよ?」
「またまた〜欲張りなんだからー。
羊子先生には白いドクターコートという、
この上なく神々しく且つセクスィ〜な
コスチュームがあるじゃないのー。
ていうか家では着ないのね?」
「当たり前でしょう〜家では、仕事を忘れたいもん、てか着て欲しいんだ?もう〜っ
でもさぁ、こんな平日のお昼寝ほど癒されるものは
ないわ〜〜しかも、
『竜のタッチー』の添い寝付きなんて超サイコーだよ〜」
「俺も日頃働き過ぎでさー腰痛持ちなのよ。
お願い先生、診察してしてっ」
タックンは、「俺は仕事熱心なタイプだ、
今度来れる時またテレパするよー」と言って、
「まだいいじゃないの」と
引き止める弓子の、飾り棚からフイと消えた。
口が上手くて、聞き上手。
そして、どちらも腰痛持ち‥。
『辰のタックン』と『竜のタッチー』は、果たして
同一龍神なのか?
泣く子も黙る、あの
週間『文秋』のスクープが待たれるところである。
おしまい
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