半径1.5メートルのあなた

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「痛っ、またか。。」 楓は、またもや頭を抱えていた 何度も何度も処置しても 完治しない心のささくれ 冬になると悪化するかと思いきや 季節関係なく年中悩まされている 何回同じ思いをすれば良いのか   これから先もずっと付き合っていかなくては いけないのか もはや、これはもう持病と捉えて 開き直るべきなのか そんな悶々とした日々を過ごしていたある日 絆創膏のような存在に気づいた その瞬間、心臓の鼓動が高まると同時に ズキっとした痛みのような感覚も走った  
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