なぁ、お前はどうして

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なぁ、お前はどうして

なーくんさいど! あの日。あの時。 一人の大切な大切なメンバーは。 俺の何もかもを奪っていった。 な「すとぷりはもうやめな」 その一言がなかったら今は変わっていたのかもしれない。 俺だって人間だ。 プライドだってある。 だからこそ、いきなりあいつから言われた言葉に深く考えられなくて。 ”何か隠している” そう勘付ける所は多々あっただろう。 あのときに見たころんは ぼろぼろで 笑顔がきつくて 触れてしまえば壊れてしまいそうな____。 な「...っつ、何があったの...」 一人しか居ない部屋でそう呟いても返事なんて返ってくるはずもなくて。 はぁ、と溜息をひとつ。 あの事件からもう三ヶ月。 二ヶ月前に家に行った。だがチャイムを鳴らしても案の定ころんはいなくて。 それと引き換えに仲のよさそうな親子が出てきて。 ____、それ以来何もころんの手がかりは掴めていなくて。 すとぷりでのラインも「ころんが居ない」で終わってる。 ほんとに何なんだよ。 胸がむしゃくしゃする。 全部、ぜんぶころんのせいで。 どれだけころんが大切な存在なのかが嫌にでも伝わって。 な「...はぁ...」 でてきたのはため息。 そんな時にもう寝てしまおうか、と毎度思う。せっかくの平日もアイツのせいで台無しだ。 疲れた、そう思いベッドに移動してスマホをいじる。 ツイッターを開くと 「二十時くらいから配信するよー!」 とるぅとくんのツイート。 そんなツイートをみて、 るぅとくんは強いな、なんて思いながら、時計を確認する。 19時30分か...。 俺もツイートするか。最近ツイッター出来てなかったし。 サブ垢を起動し、何を打とうか。なんて考えてた時だった。 prrrpprrpprrrprrr 画面は切り替わり電話画面へ。 名前のところにはるぅとくんの文字。 なにがあったんだろ。なんか約束してたっけ。なんて思いながら通話ボタンを押す。 その瞬間 「ころちゃんがっ!!!!ころちゃんが危ない!!!ねえ、どうしよっ!なーくん!!さとみ君!っつ!」 ころんが__________? な「詳しく説明してっ!」 さ「...こ、ろん...?」 る「でもっつ!さ「説明しろ」...」 る「分かんない、、、分かんないんですよっつ!!」 さ「...は?」 な「るぅちゃん、何が、あった...?」 る「...っつ電話、ころちゃんから来て、るぅとくん、たすけて...って!!僕、何も出来なくて、!」 さ「ころんは!?どこ!?」 る「多分○○病院...!看護師さんが電話で教えてくださって...!!」 な「はぁっ!?病院!?」 ________「だから、はやくきてっ!」 俺は走った。 車に乗って場所を確認すると「兵庫県」と映し出された。 「...っつ!」 なあころん。 おまえはどうして 俺らに相談しなかったんだよ... 俺はそんなに 頼りなかった_____? ハンドルを力強く握り締めた。 頬がぬれる感覚には気付かぬふりをして___________。
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