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第二の人生!?
すぐに意識がなくなり死んだと自覚するのが早いか、もしくは今いるこの空間がどこかと問うのが早いか。
「___ここはどこだ」
俺は後者だ。
見回したところこの場所には俺以外誰もいないようだし、人どころか物が何一つない真っ白な空間。
汚れすらもない。
そんな中、一人考えていると疑問が募っていく。
こんなところにいる理由、電車に跳ねられたはずの俺にかすり傷一つさえないこと。
考え込んでいると目の前にゲームでよく見るような魔法陣のようなものが地面に出現した。
その魔法陣の上にとても綺麗な女の人が現れた。
「あなたは......」
その姿はあまりにも美しく、言葉にできないほどの美しさについ見惚れてしまう。
「私は女神ディオネ。私に与えられた使命を果たしに来ました」
「使命とは......俺に何か関係が」
「河野凛、あなたを転生させることです」
女神......それに転生って......。
どこからツッコめばいいんだ。
次から次に流れ込んでくる初めての経験に頭が追いつかない。
でも確かに分かること..............それは俺が死んだと言う事実だ。
転生ということはつまりそういうことなのだろう。
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