909人が本棚に入れています
本棚に追加
俺、終了のお知らせ。
いや待て待て待て、俺は平和にBLを見守りながら学園生活を謳歌したいだけなんだ。BLを見守りながら。
『あぇ……??』
思考を巡らせている間にも、転校生はこちらへ向かってくる。
その時ふと、開いていた窓から風が吹き俺の髪は静かに揺れた。
……あれ??転校生が動かない。
『おーい……??』
返事が無い。まるで屍のようだ。
朝「綺麗、、、」
ンンンンンンン????(本日2度目)
待って、今こいつ綺麗って言った??俺に????自他共に認める平凡顔の俺に?????
転校生は頬を赤らめながら、未だに動こうとしない。俺の気持ち考えて。
確実に目腐ってるだろコレ、オススメの眼科あるぞ。
はっと意識を取り戻し、慌てて
朝「俺、朝日!!宜しくな遠山、仲良くしてくれ!!!!!!」
と話しかけてくる朝日に俺は笑顔で
『あー、俺はお前と仲良くするつもりはないけどね。話しかけてくんなばーか』
と返してやった。あと名前はさっき聞いたよ。
最初のコメントを投稿しよう!