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第13話 一日の終わり
『一日の終わり』
先輩メイドは泣き虫メイドの世話で忙しいようだ。
「ううっ、ひどいですぅ」
「あはは、ごめんね」
そうこうしている内に自分の部屋の近くまでやって来た。
「騒ぐな、終わったらさっさと寝ろ」
歯を磨いて、布団ちゃんとかけて。
部屋の電気も忘れずに消す事。
「ご主人様って、つっけんどんに見えて色々過保護よね」
「優しいですけど、でもいじわるです」
意地悪だとしたらそれは全部お前のせいだ。
「うぅ……」
騒がしく始まったかと思えば騒がしく終わる。
そんな一日がこの屋敷の主人としての一日だった。
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