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プロローグ
私は普通の女子高生である。
取り立てて言うほどの長所があるわけでもない。普通。
容姿、黒髪ショートカット、丸顔、他。普通。
成績、運動神経、境遇、健康面。すべてにおいて中の中。普通。
性格は人より落ち着いてるが、どうということもない。普通。
友人関係も普通、いやむしろ良好。
それに特別不満も持たず暮らしてきた。
だって、普通が一番有難いって知ってるから。
ビバ、普通。
万歳、普通。
ああ素晴らしき、普通。
なのになぜ……私の普通な毎日は狂わされてしまったのか……
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