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優羽奈にも自分がどんな道具でどんな風に拘束されているか知っていて欲しかったのだ。
「貸して」
僕は優羽奈から拘束具を受け取り手枷と足枷を取り外し、ベッドに座る優羽奈の手足に着けていく。
「じゃあそこに寝て」
僕がそう言うと
「な、なんかドキドキする」
そう良いながらベッドに寝る。
実は僕もドキドキする。
拘束具の付け方が分かっていないせいか、仰向けに気をつけの姿勢で寝る優羽奈。
「うつ伏せで寝てね」
僕がそう言うと、いそいそと気をつけの姿勢でうつ伏せになる優羽奈。
優羽奈の足首を掴む。
「ちょっと膝曲げて」
足首に付けた足枷とベルトを背中側で金具を繋ぐ。反対側の足も。それから手首に付けた手枷とベルトを繋ぐ。
優羽奈からは両足と右手をベルトに繋いだ時点でうめき声が漏れた。
多分、我慢出来なかったんだろう。
止めようか、と言おうとして、思い直す。
やっぱり、左手首に付けた手枷と背中のベルトを繋ぐことにする。完成だ。
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