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ご主人様兼彼氏
僕が優羽奈と夜ご飯を食べている時だった。
優羽奈が突然変なことを言い出した。
「あのね」
「ん?」
「縛られてみたいんだよね」
優羽奈は俯いたままガチガチに固まっている。
彼女に内緒で経験のあった僕はすぐにピンときたけど、分からないふりをして聞き返す。
「捕まりたいってこと?」
優羽奈が大きくビクッとするのが分かる。そうして首を小さく横に振る。
そんな優羽奈を僕はとても可愛らしく思いながらも、表情には出さない。
「ふーん、まあ良いけどね」
僕は立ち上がり、2人で寝ているベッドの下に手を伸ばす。
優羽奈の反応を楽しみにして言った。
「とりあえず、こういうので試してみる?」
「はい、これでいいよ」
「う・・・こんなのどこで買うの」
自分が縛られたい、と言った割に裸で手錠で後ろ手に拘束された優羽奈は若干、いやかなり戸惑っている。
優羽奈はどうせなら縄で縛られたいと言ったのだが、縄は僕も縛るのはあまり得意ではない。
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