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「っふふ……アハハハハハ!! あぁぁああっ! もうお前ら死ねよッ、全員死ねーッ! いいよ……どうぞほら、あたしを選べば? というかね……お前らのこと、始めっから嫌いだったんだけどなァア!?
梶ヶ谷はさぁ、中学ん時覚えてるよね? お前のせいで散々だったよ。委員会でお前がよく休むから、あたしばっかり仕事増えて……それでも優しくしてやってたけど、あれ別に好きな先輩がいたからだぞ? でもそのせいで、お前ひっついてくんのクソうざかったよ! それから変な噂立って揶揄われてっ、お前のせいで……お前のせいなんだよ全部ーッ!! だから高校じゃ、お人好しキャラやめて心機一転しようとしたら、まぁたお前の顔見ることになるとか……正直最悪だよマジでさァア!!
それに永田……何なのあれ。いつもそこの二人に、気にかけてもらって自分じゃ何もしない。っははは……ほんとに何あれ? お前子供かよ。キモいんだよ!!
神保もお前なんで持て囃されてんの? 顔が良い。成績上位。演劇部で優秀。現代アートも評価される。だからァア!? あたしの方が学年成績上だし、トリリンガルだしねーッ!! 自分だけ才有るみたいに、いつも気取った感じで澄ましてるの本当ムカつくんだよ! お前さぁ、ちょっとできて、胸がでかいくらいで調子に乗ってんな……肉便器にでもなってろよカスーッ!!」
僕は呆然自失となった。僕だけじゃない、皆も呆然と固まっている。だって、豹変するにもほどがあるだろ。人間ってここまで変われるものなのか? いやこれが本来の人間の姿なのか? 狂気そのものだ……こんなところで町田に、言葉を失うという初体験をさせられるとは思いもしなかった。それに中学で、梶ヶ谷とそういう繋がりがあったとは。
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