キスマークつけさせて!

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「よし、 孝ちゃん。」 それは、あたしが 孝太郎の家でテスト勉を していたときのこと。 孝太郎の部屋で、 あたしはパチンと 教科書を閉じた。 孝太郎はキョトンとして あたしの方を見る。 「どした、ひ、」 「孝ちゃん、 キスマークつけさせて。」 「は、 あっ!!??」 孝太郎が逃げる前に、 あたしは孝太郎を ミニテーブルのすぐ 後ろにあったベッドに 押し倒した。 よし、捕獲成功。 一方の孝太郎は大仰天。 「ちょっ、何!!?」 「え?だからキスマーク つけさせて♡」 「いやいやいや なんでいきなり!!? 可愛くいっても ダメだからなっっ!!?」 孝太郎は逃げようとするけど あたしが思いっきり体重かけて 股がってるし、 ガッチリ拘束してるから 無理でーす。 「だって、もうテスト勉 あきちゃった。」 あたしがほぅっ・・・と ため息をついてみせると、 孝太郎はそれでも顔を ブンブン横に振る。 「いや、それ理由に なってない!! ちょ、まじでどいて!!」 退くわけないじゃん、 そんな真っ赤な顔を 見せられたら。 もちろん、テスト勉に 飽きたっていうのも 本当なんだけど、 もうひとつの理由は、 なんか、あたしが ムラムラしちゃったから。 だって、テスト勉して ちょっと隣見たら、 孝太郎の綺麗な首筋とか、 腕の筋とか見えて。 孝太郎自身はそれを 全然意識してなくて、 英語の問題で悩んでる 様子を見てたら、 なーーんか、 イタズラしたく なったのよ。 「よーし、じゃ、 脱ごっか。」 あたしがニッコリ 笑って言うと、 孝太郎は耳まで 真っ赤になった。 「は、ちょっ、やめろ! ふざけんな、変態!!」 「知ってるから大丈夫、 痛くも痒くもない。」 「~~~~~~~っっ!? なっ、やめっ、」 プチリプチリと ボタンを外して。 「はい、おーぷん♡」 シャツを開けば、 孝太郎の素肌が露になった。
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