新年ごあいさつ

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「やーーんっ、 この二人が揃うと おめでたーーーい(笑)」 みなさん、 あけましておめでとう ございます。 梅田日和です。 今年もよろしく お願いしまーーす。 突然ですけど、 ただ今、孝太郎と 大津神社に初詣来てます、 巫女のバイトはしてません、 はー楽チン。 大津くんのおうちの 離れに呼んでもらって、 お神酒(獺祭一升瓶♡)を 頂いてるの。 で、二人には 血を覚醒してもらって ます、だって!!!!!! 「酉年から戌年に なったでしょーー??? 鷲の大津くんから 犬の孝太郎! めっちゃめでたーーい(笑)」 「「・・・・・」」 すごくない?? この二人普通に十二支 なんだけど(笑) あ、光もそうか。 大津くんと孝太郎は お互い顔を見合わせて、 めちゃくちゃ反応に 困った様子。 「ひよりちゃーん、 こんなわざわざ せんかてええやん、 俺、極力血ぃは覚醒 させたくないねんけど、」 「絶対俺達のこと おもちゃにしてるだろっ。」 袴姿のおふたり、 不服げにこっちみてます、 気にしません。 あたしはニッコリ笑って 一升瓶をドンッ!!と 二人の目の前へ。 「まあまあ、 細かい事は気にしない♡ めでたいんだから! さ、これ、ぐぐっと 飲んじゃって!」 「それ、俺の家が 用意してんねんけど。」 細かい事は気にしない!! ってことで酒盛り開始! ************ 獺祭一升瓶を開けて、 さらに追加で 久保田一升瓶を開けて。 ザルなあたしは ぜーーーーんぜん 平気なわけだけど。 「ひよちゃ~~~~んっ、 嫁にきてぇなぁ~~~!」 大津 藤、撃沈。 大津くん、普段は 飄々として、フフンッと してるくせに、 さすがにお酒ガバガバ 飲ませたら、酔った。 ほっぺた赤くして ニコニコニコニコ。 しかもウザ絡みしてくる ようになった(笑) 「はいはい、 大津くーん、嫁は 他で見つけてねー、」 「なんなん~~~~っ、 いけず言わんとってやぁ、」 大津くん、羽をバサバサ。 羽毛めっちゃ飛び散って やばい。 クシャミでそう。 大津くんの隣で孝太郎は 目が座ってるし、 大丈夫かこの人(笑) あたしが面白がっていると、 いきなり大津くんが あたしの膝に頭を 乗せてきた。 「大津くん、」 「膝枕~~~~~~! ははっーーーんっ、 ええやろ、羨ましいやろ、 そこのワンコロ、 ぐえっ!!!!!!」 わおっ。 孝太郎が大津くんの 首根っこを掴んで 無理やり引っ張った。 大津くん、首めっちゃ 締まってる(笑)
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