彼女 ハヤテside

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俺がキッチンに立ち、肉じゃがを作っているとピンポーン、と、家の呼び鈴がなった。トモルが来たのだろうか。俺は返事をして、玄関へ向かった。途中で彼女が視界に入った。変わらずソファーに座っていて、窓の外を眺めていた。あんなぼーっとした顔もまた可愛い。俺は幸せを噛みしめて玄関のドアを開けた。  「よおハヤテ!元気そうだな!」 玄関を開けると、学生時代と変わらない彼がいた。俺は 「お前もな。」  と言ってから、 「まあ、入れ。」 と、トモルに部屋に入るように促した。
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