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逃げ腰の兵士がいたので、腰から短剣を拝借。
どんなに防御力の高いモンスターだって、何回か斬りつけてれば1ポイントぐらいはダメージ与えられるんや。
そう堀井雄二せんせいから教わったんや。そうですよね?堀井せんせい!
ドラゴンに向かってかけていく。
「あ、ちょっと!あぶない!」
心配そうな赤髪美少女。
短剣を振った。
ドン!!!!
………………え?
振り返ると、あたり1面が棺桶のオブジェクトで埋めつくされていた。
えぇーーーーーーーーーーーー!?
死んだら、即、棺桶化するタイプのシステム!?
いや、そこじゃない!!
ギャオォオオオオオオーーーーーーーン
マジで心臓とび出た。ドラゴンが叫び、地響きをたててくずれおちる。地面によこたわると、そのまま白骨化する。
こっちは魔界村システム〜!!ひーグロい。
自分の頭の上に『あと3回』という文字がうかんでた。なんの数字だろう?行動回数か?あと3回俺のターンが残ってるってことか?
ていうか、これ、俺がやったのか?
赤髪の美少女戦士が、HP表示真っ赤っかの瀕死状態で倒れてる。
「通常攻撃が全体攻撃…………一撃で一個旅団が全滅…………あんた、大魔王…………なの?」
そのまま、赤髪美少女は顔を伏せて気絶した。
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