理玖斗とあたし

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「ふふ、彩音ってば今日は頑固だねぇ〜。俺は何がなんでも彩音に言わせたいんだけどなぁ〜」 「『理玖斗になら何されても許しちゃう』ってね」 「いつもなら、かなーりカンタンに堕ちちゃうのに、今日はなんでそんな頑なかなぁ〜?」 「あ…、ふぅっ、だ、だって、、はあっ、んんっ、りく、と…、ぜった、変、なこと、するき…、ああっっ!」 「ふふ…、彩音ってば良いカンしてるね…」 「はあ、んん、な、なにする、気よ…」 「ん〜?きっとさ、彩音も気にいると思うんだよねぇ〜」 「ぜっ、た、ああっ、い、わ、な、ああっっ!」 「そっかあ〜、じゃあ、しょーがないなぁ…。あんまりムリヤリってのは好きじゃないんだけどさー。彩音がガンコすぎるからいけないんだよ?」 理玖斗は、あたしの両手を片手で軽々と頭の上にまとめた。
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