夢とか希望とか

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都内にある24時間営業のお弁当屋で、早朝から夕方までのアルバイト。 朝から夕方までの時間帯は私以外全員主婦のため、たまにシフトの穴埋めで入る大学生の大河内さんは私のことを主婦だと思い込んでいたようだ。 気付いたら勤続7年が過ぎ、年齢は違えどオープニングから働いているパートの重鎮である古川さん(56)の次にベテランになってしまった。 「ごめん、私今日16時上がりだから先にあがるね。16時半には川口さん来てくれるって言ってたから来るまでバックヤードにはいるので何かあったら呼んでね!」 もっとも混み合う17時から24時までの時間帯以外は2人体制で回しているため、私が上がってしまうと大河内さんは一人になってしまうが予め根回しをして、普段17時からバイトの川口さんに少し早く来てもらえるようにお願い済だ。 ギブアンドテイクという言葉があるように、私も他のスタッフが困っていたら極力シフトを変わってあげるようにしているため、その努力あって自分が早上がりしたい時は比較的に協力してもらえる。 それもこれも、彼のため。
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