語り

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向こうも正宏に気づいたのだろう,ふいに振り向いた。 正宏には,見覚えのある顔だった。 「なんだ,神垣かぁ~」 女子の名前は神垣千恵「カミガキチエ]同じクラスで,たまに話す。 「なんだぁ~とは,なによ」 「ごめん,で,神垣もサボり?」 「うん,まあね」 正宏は千恵の隣に並び,街を眺めた。 車が時間に追われているかのように流れていく。
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