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エピローグ
3万年の間、私は身体をコールドスリープモードに入れて機能を維持していた。ジュンは『フレイヤ』への衝突で亡くなっており、彼の身体はこの長い期間に骨と皮だけになってしまった。
人の気配に意識を取り戻し、目を開いた。彼は驚いた様に私を見つめ、コックピットを出て行った。
私は蒼く輝くイヤリングの中の過去の記憶を読み出していた。今となっては私のこの記憶は何処から始まったのか想い出す事ができない。
(また、次の輪廻の記憶が始まるのね……)
彼を追いかけてコックピットを出ると彼に想いを送った。
「……私からあなたへ……私を……」
彼はゆっくりと振り返ってくれる。
私はバイザーを開けると彼に微笑んだ。
FIN
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