エピローグⅠ ~いきなりですがもう夏です

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********** 「どーしたー? 手が止まってるぞー」 「あっ、す、すみません!」  赤い顔でぼんやりしていた佐倉はオバちゃんズの声で我に返った。芳野もかくやと思われるスピードで封筒の糊付けが再開される。 a7008915-38ae-4a0c-9955-99f1e97f4cd9 (あれは恋かしらね) (そんな感じよね) (うきうきしてたよね)  オバちゃんズの目くばせにも気づかず、佐倉は作業に没頭した。  _____教務課の密かなる注目を浴びながら。
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