Talk to me about milk.

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　俺は全然急いでいない。 　芳野は自らに宣言する。しかしその足は資料館の脇を通り過ぎ、校門を抜けた。芳野の行先は観測をするはずの屋上ではなかった。一目散に家に向かい、アパートの階段を駆け上がる。 8b03218b-a998-4b00-82bf-10fbc3870c81 部屋のドアの前で、大きな影が動いた。 「よお、芳野」
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