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🎅アチョ?
「目覚めたかね。」
🎅アチョ?
「わしか?わしはただのブラックサンタさ。」
🎅アチョー!
「ダメじゃダメじゃ。主人公がクリスマス🎄に手を抜いたら、話にならん。どっちの意味でも。ククッ。はじめの方はしっかりと喋っていたじゃないか。ノリだけで世の中渡ってはいけんよ。どっちの意味でも。ククッ。」
リーはあぐらを組んで両膝をストレッチし始める。
「ははは。ダメか。途中でスイッチ入っちゃったよ。アチョー!ここはどこだ?」
「五重塔の最上階。つまりラスボスがわしじゃ!」
「えっ?ナニ。はしょった?」
!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!
( ̄O ̄)「言ってる事が良くわからんな。古い城🏯だが、なかなか明るいじゃろ。照明設備はアマゾンで揃えた。床暖房完備、壁の中には、断熱材もしっかり仕込んでいてね。あと最新型の空調のカーテンで、すきま風対応も万全でし。外装も最近できた。防弾コーティング塗料で塗り替えまひたよ。」
「あ。顔出した。」
( ̄O ̄)「いいの。楽しみにしてる人もいるの。文章力ないから絵文字でごまかしたり、カンフーは映像向きではないと、戦いをはしょった訳ではないぜ。」
「あ。今まで、気恥ずかしくて、一度も使った事のない“ぜ”を使った。なんか怪しい~‼️」
( ̄O ̄)「で、どうすんの?あんたからもらった。金のサンタさんの袋🎄🎅🎁✨は中身揃ってここにあるけど、取り返すの?置いてくの?」
「で、ラスボスさんよ。ケーキ🍰食いながら、本気で言ってるのか?アチョ!俺はサンタグロース・リーだぜ。」
ヴュン!ヴュン!ヴュン!ヴュン!ヴュン!
リーはクリスマス⛄🎄❄️仕様の緑、赤、金色、銀色のヌンチャクを振り始める。右手に持ったヌンチャクを右側の脇にピタッとはさみ、左手は前方につき出すようにして、アチョー!と威嚇する。
( ̄O ̄)「カッコいいね。それそれ、好きよ。ブルース・リーでしょ。アチョー!知ってるよ。全力でかかってきなはい。」
リーがヌンチャクで高速の打撃を次々繰り出すが、ブラックサンタひろはケーキフォークで、パチパチ…とヌンチャクの先端をすべて受けているではないか。
( ̄O ̄)「ほい。ほい。ほいほい。ほい。ほいほい。ほいっとな。どしたの?リーくん。そんなもんなの?」
「ふん。少しはできるようだな。これはどうかな?」
リーはヌンチャク攻撃に加え、蹴りや突きを上段、下段に変則的な連擊を浴びせる。
アチョー!アチョ! アチョ!アチョ!アチョ!アチョ! アチョー! アチョー!
ブラックサンタひろは素早い小さな動きで、まさに紙一重ですべての攻撃をかわしている。自分の両耳を広げたり、舌を出したり、目玉を寄せて見たり、リーをからかう表情を見せながら。
さすがのリーもイライラしてきた。しかし、全力の攻撃がひとつも当たらない。相手はこちらの攻撃を受けるかかわすだけで、攻撃も仕掛けて来ない。
実力の違いは明白だった。格が違いすぎる。リーは無駄に体力を削られて行く。
( ̄O ̄)「どしたの?それだけでしか?じゃあ行くよ。まずは高速蛇拳。シュシュシュのシュ。」
バチーン‼️
ブラックサンタひろは合掌底を、リーの胸に打ち込む。サンタグロース・リーはぶっ飛んだ。
続く。🎄🎅🎁✨
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